ネットワークエンジニアに必要な知識と学習方法7選 【書籍・Webサイト・Youtube・Udemy・実機・シミュレーションソフト・スクール】

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ネットワークエンジニアに必要な知識と学習方法7選 【書籍・Webサイト・Youtube・Udemy・実機・シミュレーションソフト・スクール】

ネットワークエンジニアに必要な知識と学習方法について説明します。

目次

ネットワークエンジニアに必要な知識・技術

ネットワークエンジニアに必要な知識は下記の通りです。

  • ネットワークの知識
  • ネットワーク機器の操作方法
  • サーバーの知識
  • クラウドの知識
  • プログラミングの知識
  • マネジメントの知識
ネットワークエンジニアに必要な知識体系

以下で、それぞれの詳細について解説します。

ネットワークの知識

ネットワークの知識

ネットワークの基本として、以下のような知識が必要となります。

ネットワークの基礎知識
  • ネットワーク種別
    • LAN、WAN、インターネット
  • ネットワーク(ITインフラ)を構成する要素
    • ルーター、スイッチ、ファイアウォール、ロードバランサー、サーバー、ストレージ
  • ネットワークプロトコル
    • TCP、UDP、STP、OSPF、BGP、etc…
  • 通信の仕組み
    • TCP/IP通信、ルーティング、スイッチング
  • IPアドレス
    • IPアドレスの計算、ネットワークアドレス、サブネットマスク、ワイルドカードマスク
  • パケットの構造
    • パケットキャプチャ、Wireshark

ネットワーク機器の操作方法

ネットワーク機器の操作方法

ネットワーク機器は、様々なベンダー(メーカー)から提供されています。そのため、代表的なベンダーと主要機器について、操作方法を覚える必要があります。

代表的なベンダーと主要機器
  • Cisco
    • ルーター、L2/L3スイッチ
  • NEC
    • ルーター
  • YAMAHA(ヤマハ)
    • ルーター
  • アライドテレシス
    • ルーター、L2/L3スイッチ
  • PaloAlto
    • UTM/ファイアウォール
  • Fortinet
    • UTM/ファイアウォール
  • F5
    • ロードバランサー
  • Aruba
    • 無線AP

サーバーの知識

サーバーの知識

ネットワークエンジニアも以下のようなサーバーを構築する機会があるため、LinuxやWindowsサーバーの基礎知識が必要となります。

ネットワークエンジニアが構築する主なサーバー
  • DHCPサーバー
    • クライアント端末にIPアドレスを払い出すためのサーバー
  • DNSサーバー
    • 名前解決を行うためのサーバー
  • SMTPサーバー
    • メールを送信するためのサーバー
  • ネットワーク監視サーバー
    • ネットワーク機器やサーバーを監視するためのサーバー
  • SNMPサーバー
    • SNMPによる情報収集やTrap通知を受け取るためのサーバー
  • Syslogサーバー
    • ネットワーク機器やサーバーのログを収集するためのサーバー
  • NTPサーバー
    • 時刻同期を行うためのサーバー

DHCPサーバーとDNSサーバーの構築方法は下記を参照してください。

クラウドの知識

クラウドの知識

AWS・Azure・GCPをはじめとする「パブリッククラウド」の知識もネットワークエンジニアにとって重要です。基本的なサービスの概要は抑えておきましょう。

3台クラウドの概要比較
項目AWSAzureGCP
運営会社AmazonMicrosoftGoogle
仮想ネットワークVPCVIrtual NetworkVPCネットワーク
仮想サーバーEC2Virtual MachineCompute Engine
ストレージS3Blob StorageCloud Storage
サーバーレスLambdaFunctionsCloud Functions
データベースRDSSQLSQL

ネットワークエンジニアとしては、オンプレとクラウド間のサイト間VPNの構築スキルは必須となります。

プログラミングの知識

プログラミングの知識

ネットワークエンジニアとして業務を行う場合、プログラミングは必須ではありません。しかし、下記のようなキーワードで、プログラミングが必要な業務が増えています。

プログラミングスキルが求められる領域
  • ネットワーク自動化
    • ネットワーク運用や構成管理の自動化を行う
  • ネットワーク仮想化
    • 物理的なマシンではなく仮想的なソフトウェアでネットワークを構築する
  • Infrastructure as Code(IaC)
    • ソフトウェア開発だけではなく、インフラ構築・管理にもコード(プログラミング)を適用する

ネットワークエンジニアにとってのプログラミングの必要性については、下記を参照してください。

ネットワークエンジニアにおすすめのプログラミング言語は「Python」と「JavaScript」です。

マネジメントの知識

マネジメントの知識

プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャへステップアップするためには、マネジメントの知識が不可欠です。

情報処理技術者試験の「プロジェクトマネージャ」、プロジェクト管理に関するノウハウや手法が体系的にまとめられた「PMBOK」などの勉強を行うことで、管理手法を学ぶことができます。

プロジェクト管理の項目

主な管理項目

  • 品質管理(Quality)
    • 品質をどのように担保するかを計画し、検証やレビューを通して品質管理を行います。
  • コスト管理(Cost)
    • プロジェクトに関わる様々なコスト(費用)について、見積もり・予算策定・予実管理を行います。
  • スケジュール管理(納期管理 – Delivery)
    • 定められた納期を厳守するために、進捗管理や課題管理を通してスケジュール管理を行います。

上記は「QCD管理」と呼ばれ、プロジェクト管理の中でも重要な管理項目です。

その他の管理項目

  • スコープ管理
    • プロジェクトの目的や対応範囲を明確にする。
  • 組織管理
    • 要員計画を立て、QCDを達成できる組織を作る。
  • コミュニケーション管理
    • コミュニケーション方法の統一や会議計画を立て、プロジェクトをスムーズに運営する。
  • リスク管理
    • リスクを洗い出し、「顕在化しないための対策」と「顕在化したときの対処」を検討する。

【第1章】PMBOKを理解しよう:PMBOK とは

https://products.sint.co.jp/obpm/blog/serial-umeda01

ネットワーク知識・技術の学習方法

ネットワーク知識・技術の学習方法

ネットワーク知識・技術を身に付けるための方法について説明します。また、それぞれの学習方法のおすすめ(書籍やWebサイトなど)を紹介します。

書籍

書籍による学習のメリット・デメリット・費用

メリット

  • コストパフォーマンスが良い(比較的安価)
  • レビューによる評価が豊富なため良い書籍を選びやすい

デメリット

  • 実際の機器の動作を確認することができない

費用

  • 二千円〜四千円程度/冊
書籍による学習

ネットワーク基礎の書籍 3

マスタリングTCP/IP―入門編―

ネットワークエンジニアにとって、バイブルともいえる書籍です。ネットワークの歴史から基礎的な技術について解説されています。

図解やイラストも豊富で、TCP/IPの基本をしっかりと学ぶことができます。ネットワークについての理解を深める最初の一冊としておすすめです。

\ Amazon評価:4.6 /

3分間ネットワーク基礎講座

一講座3分で授業感覚で読み進めていくことができ、ネットワークの通信の仕組みを理解することができます。

基本的なプロトコルの説明も豊富で、ネットワーク初学者でも理解できる内容となっています。

\ Amazon評価:4.0 /

図解入門TCP/IP 仕組み・動作が見てわかる

全編カラーで読みやすく、ネットワークの仕組みをしっかり学べる入門書となっています。

ネットワークの基礎からプロトコルの詳細まで、400点以上の図を用いて徹底的にわかりやすく解説されています。

\ Amazon評価:4.6 /

CCNAの参考書・問題集 2

徹底攻略Cisco CCNA問題集(通称:黒本)

CCNA対策の定番書です。問題を解くだけで知識が自然と身に付くように構成されています。

初心者でも理解できるように丁寧で詳細な解説があり、スマホでできる問題集も提供されます。

\ Amazon評価:4.1 /

シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集(通称:白本)

「効率よく基礎力をつけるテキスト」と「充実した問題集」がセットになっています。

章末の確認問題に加えて、模擬試験が2回分収録されており、この1冊で十分合格を目指すことができます。

\ Amazon評価:4.3 /

マネジメント関連の書籍 2

マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

「マネジメントの父」「マネジメントの発明者」と呼ばれるドラッカーのエッセンスがまとめられた入門書です。

マネジメントの基本的な考え方がまとめられており、「マネジメントとは?」と疑問に思う人が、まず読む本として最適です。

\ Amazon評価:4.1 /

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

組織をマネジメントするために必要な思考をストーリー形式でわかりやすく理解できる小説です。

「組織の運営方法」「問題解決の本質」「真の生産性」など、マネジメントに欠かせない要素を学ぶことができます。

\ Amazon評価:4.3 /

Webサイト

Webサイトによる学習のメリット・デメリット・費用

メリット

  • Web検索ですぐに必要な情報にたどり着ける
  • 新しい技術も調べることができる

デメリット

  • ネットワークの基礎から体系的にまとめられているサイトが少ない

費用

  • 無料
Webサイトによる学習

ネットワーク全般のWebサイト 6

ネットワークエンジニアを目指して

ネットワークエンジニアを目指す人に向けて、ネットワークに関する情報が幅広く紹介されています。

ネットワークエンジニアを目指して

ネットワーク初心者の方は、下記の順番で学習していきましょう。

ネットワークエンジニア1年目のための教科書

ネットワークエンジニアのためのネットワークの基礎(1)

ネットワークエンジニアのためのネットワークの基礎(2)

ネットワークエンジニアのためのネットワークの基礎(3)

SEの道標

ネットワークをメインに、インフラ・セキュリティ・クラウド技術についての解説が豊富なサイトです。

matsublog

ネットワークエンジニアの具体的な業務内容やネットワーク機器やサーバの設定についてのノウハウがまとめられたサイトです。特にファイアウォール(Fortigate)の説明が豊富です。

ネットワークエンジニアの小学校

ネットワークエンジニアの仕事内容や勉強方法などの情報を発信しているサイトです。

学校のカリキュラムのような作りになっており、順を追って知識を身につけていくことができます。

ネットワークエンジニアのガイドマップ

当サイトも、ネットワークエンジニアにとって有用な技術情報を発信しています。

Top

ネットワークエンジニアのガイドマップ

当サイトの目的は、全てのネットワークエンジニアが目標とやりがいを持って仕事に取り組み、スキルアップ・キャリアアップできるように、技術情報と業界情報を発信することです。

YouTube(無料動画)

YouTubeによる学習のメリット・デメリット・費用

メリット

  • 無料で情報を得ることができる
  • 動画形式のため実際の機器の動作を確認できる

デメリット

  • 広告が表示される ※有料会員になれば非表示にできる

費用

  • 無料
YouTubeによる学習

ネットワークエンジニアに必要な知識を解説しているYoutubeチャンネルを紹介します。※各種情報は、2022年10月時点の情報です。

ネットワークの学習ができるYoutubeチャンネル 3

ウズウズカレッジ

ITスクール・就業サポートを運営している「ウズウズカレッジ」のチャンネルです。インフラ・ネットワークの基礎から、CCNA試験対策までを解説しています。

基本情報

  • 登録者数:4.44万人
  • 動画本数:375本
  • チャンネル開設日:2014/8/11

▼YouTubeはこちら▼

▼おすすめの再生リストはこちら▼

ねっとびTV【ネットワークエンジニアch】

未経験者向けに、CCNA取得から就業までをサポートしている「ネットビジョンアカデミー」が運営しているチャンネルです。ネットワークの基礎から、CCNA試験対策までを解説しています。

基本情報

  • 登録者数:1.26万人
  • 動画本数:318本
  • チャンネル開設日:2016/7/15

▼YouTubeはこちら▼

show int インターネットの裏側解説

現役のネットワークエンジニアが、ネットワーク技術やインターネットの仕組みを解説しています。実際の業務や業界の裏側も話しているため、知見を深めることができます。

基本情報

  • 登録者数:3420人
  • 動画本数:123本
  • チャンネル開設日:2019/1/3

▼YouTubeはこちら▼

Udemy(有料動画)

Udemyによる学習のメリット・デメリット・費用

メリット

  • 一度購入すると無期限で視聴できる
  • セールを利用すると数千円で1講座を購入できる

デメリット

  • QA対応は一部の講座に限定される

費用

  • 数千円
Udemyによる学習

Udemyでは定期的にセールを実施しています。50%〜80%以上の割引になることもあるため、セール中に購入しましょう。

ネットワークの学習ができるUdemy講座 5

ネットワークエンジニアに必要な知識を解説しているUdemyを紹介します。※各種情報は、2022年10月時点の情報です。

ネットワークエンジニアを目指す初心者はここから始めよう!「ゼロから学ぶネットワーク基礎」豊富な図解で徹底解説
  • 受講者数:18398人
  • 動画時間:6.5時間
  • 最終更新月:2022/4
  • 定価:¥27,800

\ 評価: 4.2 の動画を確認する /

ITエンジニアを目指すネットワーク基礎講座_初級編
  • 受講者数:3058人
  • 動画時間:2.5時間
  • 最終更新月:2020/12
  • 定価:¥4,200

\ 評価: 4.0 の動画を確認する /

ITエンジニアを目指すネットワーク基礎講座_構築編
  • 受講者数:1279人
  • 動画時間:9時間
  • 最終更新月:2022/7
  • 定価:¥4,200

\ 評価: 4.4 の動画を確認する /

【完全版】未経験から合格!Cisco CCNA試験対策講座(Packet Tracerのハンズオンも完備!)
  • 受講者数:5956人
  • 動画時間:37.5時間
  • 最終更新月:2022/10
  • 定価:¥9,800

\ 評価: 4.4 の動画を確認する /

【超絶入門】CCNA対策 Packet Tracerで学ぶ ハンズオン講座
  • 受講者数:1548人
  • 動画時間:3.5時間
  • 最終更新月:2022/5
  • 定価:¥2,600

\ 評価: 4.7 の動画を確認する /

実機での環境構築

実機での環境構築による学習のメリット・デメリット・費用

メリット

  • ケーブル接続などの物理作業を経験できる
  • 実際にコマンドを打ちながら環境構築を行える

デメリット

  • 費用が掛かる(機器代、電気代)
  • 置き場所が必要

費用

  • 数千~数万円
実機での環境構築による学習

おすすめ機器 6機種

種別機種名ヤフオク参考価格 ※2022年10月時点
ルーターCisco 891FJ-K95千円〜1万円
Cisco 1921/K95千円〜1万円
L3スイッチCisco 3750シリーズ1万円〜2万円
L2スイッチCisco 2960シリーズ5千円〜1万円
ファイアウォールPaloAlto PA-2005千円〜1万円
Fortigate-50E5千円〜2万円 ※ライセンス状況による

おすすめ構成 4パターン

パターン1

ルーター2台

実機での環境構築のパターン1

学習内容の例

  • 異なるIPセグメント同士の通信
  • 基本的なルーティングの設定(スタティックルート、ダイナミックルーティング)
  • アクセスリストなどの通信制御

費用

  • 1〜2万円
パターン2

ルーター2台、L2スイッチ2台

実機での環境構築のパターン2

学習内容の例

  • 異なるIPセグメント同士の通信
  • 基本的なルーティングの設定(スタティックルート)
  • アクセスリストなどの通信制御
  • HSRPやVRRPよるゲートウェイの冗長設定

費用

  • 2〜3万円
パターン3

ルーター2台、L3スイッチ2台、L2スイッチ2台

実機での環境構築のパターン3

学習内容の例

  • 異なるIPセグメント同士の通信
  • 基本的なルーティングの設定(スタティックルート、ダイナミックルーティング)
  • ダイナミックルーティングによる冗長設定
  • アクセスリストなどの通信制御
  • HSRPやVRRPよるゲートウェイの冗長設定

費用

  • 2〜4万円
パターン4

ファイアウォール2台、L2スイッチ2台

実機での環境構築のパターン4

学習内容の例

  • ファイアウォールの基本設定
  • ファイアウォールの冗長設定
  • 基本的なルーティングの設定(スタティックルート)

費用

  • 2〜4万円

ルーター、L3スイッチ、L2スイッチ、ファイアウォールを2台ずつ揃えることができれば、基本的な機能から冗長構成の検証までを行うことができます。費用と設置場所が必要ですが、実機が手元にあると、ネットワークスキルを速やかに伸ばすことができます。

購入方法 3

学習のためにネットワーク機器を購入する場合は、「ヤフオク!」か「メルカリ」で安価に購入することができます。

ヤフオク!
ヤフオク!

ヤフオク!は、日本最大級のオークションサイトで、ネットワーク機器も多数出品されています。

各機種の検索結果数 ※検索結果数は2022年10月の参考値

種別機種名検索結果数検索リンク
ルーターCisco 891FJ-K9約30件ヤフオク!
Cisco 1921/K9約50件ヤフオク!
L3スイッチCisco 3750シリーズ約120件ヤフオク!
L2スイッチCisco 2960シリーズ約250件ヤフオク!
ファイアウォールPaloAlto PA-200数件ヤフオク!
Fortigate-50E約150件ヤフオク!
メルカリ
メルカリ

メルカリは、無料で利用できるフリーマケットサイトで、ネットワーク機器も多数出品されています。

各機種の検索結果数 ※検索結果数は2022年10月の参考値

種別機種名検索結果数検索リンク
ルーターCisco 891FJ-K9約10件メルカリ
Cisco 1921/K9数件メルカリ
L3スイッチCisco 3750シリーズ約30件メルカリ
L2スイッチCisco 2960シリーズ約50件メルカリ
ファイアウォールPaloAlto PA-200数件メルカリ
Fortigate-50E約20件メルカリ

メルカリでは、「CCNA学習セット」として、ルーターやスイッチなどをセットで販売されている方もいます。個別に購入するよりも割安なことが多いため、興味のある方は検索してみましょう。

Ciscoなどのベンダー機器については「ヤフオク!」や「メルカリ」で安く購入できますが、構築に必要なLANケーブルやHUBなどは「Amazon」でも購入できます。

Amazon
Amazon

LANケーブル

Amazonベーシック、エレコム、サンワサプライなどの製品を選べば安心です。カテゴリは、自宅での学習用であれば、CAT5e(もしくは、CAT6)で十分です。

HUB

TP-LinkのHUBがコストパフォーマンスに優れています。

シミュレーションソフト

シミュレーションソフトによる学習のメリット・デメリット・費用

メリット

  • パソコン上で手軽に環境を構築できる
  • 実際にコマンドを打ちながら環境構築を行える

デメリット

  • 費用が掛かる(有料ソフトの場合)

費用

  • 無料~2万円/年
シミュレーションソフトによる学習

ネットワークの学習ができるシミュレーションソフト 3

ネットワークエンジニアがよく利用するシミュレーションソフトの一覧です。本サイトでは、検証できる機能が多い「Cisco Modeling Labs (CML)」を推奨しています。

本サイトで紹介するシミュレーションソフトの一覧
ソフト名
Cisco Modeling Labs
(CML)

Cisco Packet Tracer

GNS3
提供会社CiscoCisco
費用199ドル/年無料無料
IOSの用意不要不要必要
シミュレートできる機能IOSのほぼ全機能限定的用意できるIOS次第
オススメ度
公式サイト公式サイトへ公式サイトへ公式サイトへ
Cisco Modeling Labs (CML)

Cisco Modeling Labs (CML)とは、Ciscoが公式に提供しているソフトウェアです。

有料ではありますが、GUI上でネットワークを構築し検証を行うことができるため、ネットワークエンジニアにとって非常に有用なツールです。IOSのほぼ全機能を再現できるため、様々な環境での検証を行うことができます。

利用方法については、当サイトでも解説しています。

画面イメージ

CMLの画面イメージ
Cisco Packet Tracer

Cisco Packet Tracer もCiscoが提供しているソフトウェアです。再現できる機種や機能は限定的ですが、ネットワークの基本的な機能を学習には有用です。

画面イメージ

PacketTracerの画面イメージ
GNS3

GNS3(Graphical Network Simulator-3)は、Cisco機器をはじめとする様々な機器をシミュレートできるフリーソフトです。

画面イメージ

GNS3の画面イメージ

スクール

スクールによる学習のメリット・デメリット・費用

メリット

  • 体系的に学べるため効率が良い
  • 資格取得に直結する

デメリット

  • 費用が掛かる(条件付きで無料となるスクールもある)
  • 時間が拘束される

費用

  • 3万円~20万円(条件付きで無料となるスクールもある)
スクールによる学習

ネットワーク専門のコースがあるスクール 3

本サイトで紹介するスクールの一覧です。全スクール共通で、CCNAを取得するためのコースがあります。また、「ネットビジョンアカデミー 」は条件次第で無料となります。

本サイトで紹介するスクール一覧
スクール名
ネットビジョンアカデミー

ウズウズカレッジ

TECHHUBメンター
受講費用無料 or 15万円3万3千円(月額)19万8千円
受講期間1ヶ月〜3ヶ月1ヶ月〜3ヶ月
受講条件無料の場合は条件ありなしなし
就職支援ありあり ※無料オプションあり
無料説明会ありありあり
対象エリア通学:東京
就職支援:首都圏(原則)
特に無し
※オンライン講座のため
特に無し
※オンライン講座のため
オンライン対応ありオンラインのみオンラインのみ
資格取得率(CCNA)99%非公表95%以上
公式サイト

経験年数別の学習方法・学習順序

「未経験者」「新人エンジニア」「中堅〜ベテランエンジニア」に分けて、学習方法と学習順序を説明します。

未経験者(ネットワークエンジニアを目指している人)

未経験からネットワークエンジニアになるためのパターンは下記で解説しています。

おすすめの学習方法と順序は、以下の通りです。

未経験者の学習方法・学習順序
  1. ITスクールで基礎技術を身に付ける
  2. 「シミュレーションソフト」or「実機での環境構築」で知識を深める
未経験者の学習方法・学習順序

ITスクールは費用は掛かりますが、企業の研修よりも実務に直結した技術を学べるため、就業した後にスムーズに業務に入ることができます。

一方、完全な未経験状態から就業した場合、簡単な研修の後にすぐに現場配属となることも多く、周囲とのギャップで戸惑うことも多いです。そのため、ITスクールで基礎技術を学ぶことをおすすめしています。

新人エンジニア(ネットワークエンジニア歴3年未満)

経験3年未満のネットワークエンジニアは、以下の学習方法と順序をおすすめします。

新人ネットワークエンジニアの学習方法・学習順序
  1. 書籍で基礎知識を身に付ける
  2. 動画(「Youtube」or 「Udemy」)で知識を深める
  3. 「シミュレーションソフト」or「実機での環境構築」で実務で利用している技術の知識を深める。
新人ネットワークエンジニアの学習方法・学習順序

「シミュレーションソフト」については、早い段階で取り入れることも推奨します。

書籍や動画での学習時実務で利用している技術で分からないことがあった時に、実際に試すことで解決することができるからです。

中堅〜ベテランエンジニア(ネットワークエンジニア歴3年以上)

中堅以上のネットワークエンジニアは、知識・技術の幅を広げるために、新しい領域を学ぶことをおすすめします。学習順序に決まりはありませんが、実務で利用する可能性が高いものから学ぶと良いでしょう。

中堅ネットワークエンジニアが学ぶべき技術
  • サーバーの知識・技術習得(LPICやLinuCの資格取得)
  • パブリッククラウドの知識・技術習得(AWS/Azure/GCPの資格取得)
  • プログラミングスキルの習得(PythonやJavaScriptなど)
  • マネジメントの知識
中堅ネットワークエンジニアが学ぶべき技術

ネットワーク知識・技術以外に何を学ぶかは、将来どのようなエンジニアになりたいかを考えることが重要です。

ネットワークエンジニアのキャリアパス(ロードマップ)については、下記を参照してください。

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