ネットワークエンジニアにとっての必須ツール(物理道具)を紹介します。今回は、ネットワーク機器の設定や作業準備で利用するツールです。※商品画像をクリックするとAmazonで検索できます。
ノートPC
ネットワークエンジニアは、データセンターや顧客・ユーザー拠点での作業も多いため、ノートPCは必須です。ネットワーク機器にコンソール接続やリモート接続(SSH/TELNET)を行い、機器の設定確認や設定変更を行うことはもちろんですが、簡易的なWebサーバーを構築して、疎通確認を行うこともあります。
Panasonic(Let’s note)、DELL、HPのノートPCがよく利用されています。
LANケーブル
LANケーブルについては、様々な長さのケーブルを準備しておくことをお勧めします。また、ストレートケーブルだけではなく、クロスケーブルも常備しておきましょう。
通常のLANケーブル(2m〜3m)
通常の作業やラック内のケーブル配線であれば、2m〜3mのLANケーブルがよく使われます。
短いLANケーブル(30cm〜1m)
近距離の機器にノートPCを接続する際や検証環境を組む時など、短いLANケーブルがあると作業が煩雑にならずに済みます。
長いLANケーブル(5m〜30m)
作業環境によっては、遠い距離にある機器にノートPCを接続することやラック間で直接LANケーブルを敷設する可能性があります。その場合は、5m以上のケーブルが必要になります。
ケーブルテスター
ケーブルテスターは構築時に使用するLANケーブルが問題なく利用できるかどうかを確認するためのツールです。
通常タイプ
親機と子機に分かれているタイプやコンパクトなタイプがあり、LANケーブルの両端をテスターに接続し、断線が無いかのチェックやストレート/クロスの判定が行えます。
高機能タイプ
伝送速度の測定やトラブルシューティングが行える高機能なタイプもあります。
ケーブル延長・変換コネクタ
LANケーブル延長コネクタ
LANケーブルを2本連結し、長さを延長するコネクタです。コンソールケーブルにLANケーブルを連結して、離れた距離から作業したい場合にもよく利用されます。
クロスケーブル変換コネクタ
ストレートケーブルをクロスケーブルに変換するコネクタです。最近は、クルスケーブルが利用されることは少なくなりましたが、急遽必要になった場合に備えて準備しておきましょう。LANケーブル延長コネクタと短いクロスケーブルがセットになった商品もあります。
コンソール接続用ケーブル
USBシリアル変換ケーブル(D-sub変換)
ネットワーク機器に付属するコンソールケーブルは、受け口がD-sub9ピンのため、ノートPC等から接続するためにはUSBへ変換する必要があります。次に紹介する「USBコンソールケーブル」を持っていない場合、必携のツールです。
USBコンソールケーブル
以前は、上述した「USBシリアル変換ケーブル」がネットワークエンジニアにとって必携ツールでした。しかし、最近は、USBポートから機器のコンソールポートに直接接続できるタイプがあります。このケーブルが1本あれば、「コンソールケーブル」と「変換ケーブル」を持ち歩く必要がありません。
USBシリアル変換ケーブル(LANケーブル利用)
USBシリアル変換ケーブルには、LANケーブルを利用できるタイプもあります。LANケーブルさえあれば、どこでもコンソール接続が可能なため、とても便利なツールです。
スイッチングハブ
通常タイプ
検証環境を構築する際や1つのLANケーブルから複数機器に分離しせ利用したい際に、小型のスイッチングHUBがあると便利です。
PoE給電タイプ
無線APやIP電話をよく利用する場合は、PoEによる給電が可能なタイプもあります。
テプラ(TEPRA)
テプラ本体
機器へのホスト名貼り付けや、ケーブルタグ 作成等、用途は多岐に渡ります。高機能なタイプでは、PCと接続して効率的に作成できたり、専用のケーブルタグテープが利用できたりします。
通常テープ
通常のテープは、6mm/9mm/12mmテープがあれば、様々な用途に対応できます。
ケーブル用テープ
ケーブル専用テープは、自由に回転できるタイプやラミネートできるタイプ等があります。※本体の機種により利用可否が異なりますので注意してください。
以上で、ネットワークエンジニアの必須ツール① 〜 機器設定・作業準備編 〜 の説明は完了です!
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