【LANケーブルのタグ・ラベル特集】ネットワークエンジニアの必須ツール③

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ネットワークエンジニアの必須ツール③ 〜 LANケーブルのタグ・ラベル特集 〜

ケーブルタグの種類と実際の使用感(使いやすさ・コスト等)について説明します。

紹介するケーブルタグの一覧は下記の通りです。

スクロールできます
タグの種類→
紐付きタグ

マーカータイ

ケーブルラベル

マークバンド

ラベルコア

ケーブル表示
(テプラ)

セルフラミネート
(テプラ)

回転ラベル
(テプラ)
使いやすさ







表示の視認性







配線取り回し







コスト







ランキング
価格(参考)500円1,000円700円700円2,500円2,000円5,000円7,000円
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紹介するケーブルタグの比較
目次

ケーブルタグとは

ケーブルタグの役割

ケーブルタグとは、「用途」や「接続先」を記載し、LANケーブルや電源ケーブルに取り付けるタグ(札)です。

特にL2スイッチ等のネットワーク機器には、大量のLANケーブルが接続されます。そのため、どのケーブルがどのポートに接続されていて、接続先の機器は何かを明確にしておく必要があります。

ケーブルタグを適切に取り付けておくことで、障害時の機器交換作業もスムーズに行うことができます。

ケーブルタグの記載内容

ネットワーク機器に接続するケーブルに取り付けるタグには、下記のような情報を記載します。

項目記載例
接続元ホスト名Router001, L3SW#1, Firewall#1, 〇〇サーバー
接続先ホスト名
接続元ポート番号Gi1/0/1, Fa0, TenG1/0/1, eth0
接続先ポート番号

ラック間を跨ぐ接続の場合は、対向のラック番号を記載したり、状況に応じて必要な情報を記載します。

タグの記載例

ケーブルタグの種類

ケーブルタグについて種類別に説明します。「使いやすさ」「表示の視認性」「配線取り回し」「コストパフォーマンス」の4つの観点から評価していますので参考にしてください。

紐付きタグ(線名札)

プラスチック製のタグに紐がついたものです。ケーブルに巻き付けて固定します。

紐付きタグ(線名札)の説明
メリット
  • 紐を結びつけるだけのため、簡単に取り付け・取り外しが行える
  • ケーブルに触らずにタグの内容が確認しやすい
デメリット
  • ケーブル密集場所では、タグ自体が配線作業の邪魔になることがある
  • ケーブル(LANケーブルのツメ)とタグが絡まることがある

実際の使用イメージ

使いやすさ:4.0
表示の視認性:3.0
配線取り回し:2.0
コストパフォーマンス:3.0

マーカータイ

結束バンド(インシュロック)に表示部が付いているタグです。

マーカータイの説明
メリット
  • 複数ケーブルを束ねる時にも利用できる
  • 取り付け位置がずれにくい
デメリット
  • 取り付け/取り外しに、ニッパーやハサミが必要
  • 差し込み口近くにタグを取り付けると、他のケーブルと干渉する可能性がある
  • 表示部が狭いため、記載できる情報量が少ない

実際の使用イメージ

使いやすさ:3.0
表示の視認性:3.0
配線取り回し:3.0
コストパフォーマンス:3.0

ケーブルラベル

シール状のラベルに記載して、ケーブルに取り付けるタグです。

ケーブルラベルの説明
メリット
  • 一枚あたりの費用が安く、コストパフォーマンスに優れる
  • プリンターがあれば印刷が早い(レーザープリンター対応のものが多い)
デメリット
  • 印刷領域が広いため、ケーブル密集場所では見ずらくなることがある

実際の使用イメージ

使いやすさ:3.0
表示の視認性:3.0
配線取り回し:2.0
コストパフォーマンス:4.0

マークバンド

プラスチック製の筒に記載して、ケーブルに取り付けるタグです。

マークバンドの説明
メリット
  • タグ同士が重なることがないため、比較的見やすい
  • 取り付け後にも位置を調整できる
デメリット
  • 様々な太さのケーブルに対応できない ※バネ状のため、ある程度の太さには対応できる
  • 簡単に取り外しができない

実際の使用イメージ

使いやすさ:3.0
表示の視認性:4.0
配線取り回し:4.0
コストパフォーマンス:3.0

ラベルコア

Panduit(パンドウイット)が販売している、筒状のタグです。光ファイバーのような径の細いケーブルにラベルを貼る際に使用するものですが、LANケーブルにも取り付け可能です。通常のLANケーブルには白色 、細径のLANケーブルにはオレンジ色のラベルコアが利用できます。

ラベルコアの説明
メリット
  • タグ同士が重なることがないため、比較的見やすい
  • 取り付け後にも位置を調整できる
デメリット
  • 様々な太さのケーブルに対応できない
  • 本来は光ファイバー用の製品のため、ケーブルの径によってはサイズが合わない

実際の使用イメージ

使いやすさ:4.0
表示の視認性:4.0
配線取り回し:4.0
コストパフォーマンス:2.0

ケーブル表示ラベル – テプラ –

テプラのケーブル表示専用のラベルです。

ケーブル表示ラベルの説明
メリット
  • タグ同士が重なることがないため、比較的見やすい
  • ラミネートで表示部が汚れや摩耗から保護される
デメリット
  • 表示部が回転できないため、取り付け位置によっては見ずらくなる
  • 剥がした後に跡(ベタつき)が残りやすい

実際の使用イメージ

使いやすさ:3.0
表示の視認性:3.0
配線取り回し:5.0
コストパフォーマンス:4.0

セルフラミネートラベル – テプラ –

Panduit(パンドウイット)と共同開発しているセルフラミネートタイプのテプラ対応テープです。

セルフラミネートラベルの説明
メリット
  • タグ同士が重なることがないため、比較的見やすい
  • ラミネートで表示部が汚れや摩耗から保護される
  • 上述のケーブル表示ラベルと比較すると、剥がした後に跡(ベタつき)が残りずらい
デメリット
  • 表示部が回転できないため、取り付け位置によっては見ずらくなる
  • 対応しているテプラ本体の機種が限られている
  • ラベル幅が決まっているため、印刷できる文字数が限られる

実際の使用イメージ

使いやすさ:3.0
表示の視認性:3.0
配線取り回し:5.0
コストパフォーマンス:2.0

回転ラベル – テプラ –

Panduit(パンドウイット)と共同開発している回転タイプのテプラ対応テープです。

回転ラベルの説明
メリット
  • タグが回転できるため、取り付けた後でも見やすい位置に移動できる
  • ラミネートで表示部が汚れや摩耗から保護される
デメリット
  • 対応しているテプラ本体の機種が限られている
  • 一枚あたりの費用が高く、コストパフォーマンスに優れない
  • ラベル幅が決まっているため、印刷できる文字数が限られる

実際の使用イメージ

使いやすさ:5.0
表示の視認性:5.0
配線取り回し:5.0
コストパフォーマンス:2.0

おすすめランキング

紹介したケーブルタグのおすすめランキングは下記の通りです。

以上で、ネットワークエンジニアの必須ツール③ 〜 ケーブルタグ 特集 〜 の説明は完了です!

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